古い Mac mini 2012(A1347) SSD換装とメモリ増設
パソコンは、ながらくWindowsを使っていますが、ちょっとMacを使いたくて古いMac miniを中古で購入しました。ヤフオクで送料込みで5000円くらいだったと思います。


Late 2012のA1347です。
メモリ・ストレージ(HDD)やMacOSも入っていて、比較的状態が良く、モニターにつなげばそのまま使えるものでした。
ただし、メモリは4GBでストレージがHDDの為、ちょっとしたブラウジングなどでも動作がもっさりしています。
なので、メモリ増設とHDDをSSDに換装して、少しでも動きを速くしようと思います。
【目次】
Mac mini SSD換装・メモリ増設作業
【作業の流れ】
・SSDにMacOSをインストール
・Mac miniを分解
・内部清掃(CPUのグリス塗り直し・電池交換など)
・SSD設置・メモリ増設
・Mac miniを組み直す
※この記事の内容を参考に作業される場合でも、作業については自己責任にて行ってください。
SSDにMacOSをインストールする
SSDは手持ちのSSD(ADATA SSD SU650)120GBを使用しました。このSSDは、以前Win10をインストールして使っていたものです。基本的にはSATA接続のものであれば、どこのメーカーのSSDでも良いと思います。
MacOSをストレージやUSBメモリにインストールするのは、基本的には動作中のMacOSから行う必要があります。
そのため、Mac miniを分解する前に、現在HDDで動作しているMacOSでMacOSをダウンロードしてSSDへMacOSをインストールします。
外付けケースに入れたSSDをUSBに接続
SSDを外付けのストレージケースに入れてMacOSをインストールします。

ケースは一般的な外付け用のストレージケースを使っています。
一応、下にリンクを貼っていますが、SSDなどのストレージ側はSATA接続、パソコン側はUSB接続のもので、7mm対応のものならどこのメーカーのものでも似たような感じだと思います。
SSDを初期化する
USBにSSDを接続すると、Mac側がSSDを認識します。

※上記画面は、タスクバーの「Lancher」→「ディスクユーティリティ」で表示できます。

SSDを初期化するため、「消去」をクリック。

名前は任意のものを入力、「フォーマット」は「MacOS拡張」、「方式」は「GUIDパーテーションマップ」を選択します。→「消去」をクリック。
MacOSをダウンロード→インストールする
App Storeから、機種に対応したMacOSをインストールします。
Macの場合、各機種によってどこまでのOSが対応するか決まっているようです。
このLate 2012の場合は、「Catalina 10.15」なので、これをダウンロードします。
※ちなみに私の場合、App Storeの検索でCatalinaがうまくヒットしなかったので、以下のAppleのWebサイトのリンクからApp Storeへ遷移しました。
macOS をダウンロードしてインストールする方法 - Apple サポート (日本)
MacOSをSSDへインストールする
MacOSをダウンロードしたら、外付けのSSDへインストールします。
Mac miniを分解する
※今回、Mac miniを分解するにあたり、以下の動画を参考にさせていただきました。
Mac mini 2012 パソコンお掃除クリーニング分解修理やり方 - YouTube
裏面のフタを外します。


反時計回りにまわすとフタが外れます。

メモリ両脇(矢印の先)のピンを外側に開くとメモリが立ち上がるので、上に引っ張ってメモリを外します。

特に順番に決まりは無さそうですが、矢印先のネジを外します。
Apple製品に使われているネジは、特殊な形で小さいものが多いので、今回は特殊な形の精密ドライバーを購入しました。
(Amazonで安めの精密ドライバーを買いましたが、ダイソーでも似たようなドライバーセットが発売しているようです。)

(写真では、まだ網のような部品が付いてますが)真ん中の冷却ファンのコネクタを外します(上にはね上げる)

ネジを外し、冷却ファンと左側の黒いカバーも外します。
網のようなカバーを外します。Wifiのユニットからコードが出ているので注意。


コードは外しておきます。

ロジックボード(メイン基板)を取り外します。

2つネジを外します。


ロジックボードは手前に引き出すように外します。
専用の道具もありますが、細い鉄の棒などを写真のように2点の穴に入れて手前に引き出します。

ロジックボードを手前に少し引き出し、本体とロジックボードを繋ぐコネクタを外します。

(後で取り出してもよいですが)ストレージが取り外せました。

ロジックボードが外せました。
Mac miniの中のパーツを清掃する
せっかくMac miniを分解したので、CPUと冷却ファンを清掃しておきます。

ファンのほこりを取り除きます。
次にヒートシンクを取り外して、CPUまわりを清掃します。
ネジを外していきます。


写真のように「隠しネジ」があります。


ヒートシンクを外し、古いグリスを無水エタノールなどでキレイに落とします。

グリスは、ヨドバシ.comで安かったものを使用しました。

グリスを塗ります。ちょっと多すぎかもしれません。
電池も換えておきます。

「BR2032」が入っていますが、百均などで一般的な「CR2032」を交換可能です。

SSDとメモリを取り付ける
SSDとメモリを取り付けます。

元々、HDDが付いていたSATAのコネクタをSSDに接続します。

Mac mini本体の内部を横から見たところ。
見えにくいですが、奥の壁側に2つ穴があります。この穴にSSD側にある凸部分を差し込むように設置します。
後は、前述の分解した手順の逆を行って組み立てていきます。

4GBのメモリを2枚セットしました。今回はヤフオクで安かった中古メモリを使用しています。
Wifiのコネクタも接続し、網部分のパーツと黒いフタを閉めて終了です。
Macを起動する
今回のMac mini 2012は、HDMIでモニタが接続できるので、テレビに接続しまた。

HDD→SSDに換装し、メモリを4GB→8GBに増設しているので、立ち上がりや通常のブラウジング、YouTube等の動画再生などは、サクサク動く印象です。
ブラウジング程度なら、わざわざMacを使う意味ない、という意見もあろうと思いますが、ちょっとMacの使用感を試したいなど初心者的な用途であれば、このように中古Macを使うのもアリだと思います。
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【関ジャム】プロがギャップにやられた名バラード
2020年4月5日、テレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」では、「プロが厳選 ギャップにグッときた!! 傑作バラード」という企画が放送されました。
激しい曲やノリの良い曲のイメージが強いロックバンドなどのイメージとは違った”ギャップにやられる名バラード”の数々を、音楽のプロ達が厳選し紹介する企画でした。
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プロがギャップにやられた名バラード
スタジオのゲストは次の3人でした。
・鬼龍院 翔さん(ゴールデンボンバー)
・杉山勝彦さん(作詞・作曲家)
・Shingo Suzukiさん(ベーシスト・プロデューサー)
その他にも、業界のプロ達が名バラードを厳選して紹介しました。
・本田昭光さん(音楽プロデューサー)
・多保孝一さん(作曲家・音楽プロデューサー)
・Kan Sanoさん(音楽プロデューサー)
・mabanuaさん(音楽プロデューサー)
・Carols K.さん(作曲家)
・関口シンゴさん(ギタリスト・プロデューサー)
・保本真吾さん(作曲家・音楽プロデューサー)
・Michael Kanekoさん(音楽プロデューサー)
(※記事中の曲名・コメント等の文章は、「関ジャム完全燃SHOW」2020年4月5日放送分より引用・要約などさせていただいております。)
プロが厳選 ギャップにグッときた!!傑作バラード ①
◎Kan Sanoが選んだ傑作バラード
●「スローバラード」/RCサクセション('76)
(作詞・作曲:忌野清志郎&みかん)
「シンガー・忌野清志郎の凄さがにじみ出るバラード」
※忌野清志郎の実体験をもとに作られた歌詞と言われている。
【Kan Sanoコメント】
ピッチ感、リズム感、コントロール、すべてが完璧で圧倒的な声の表現力。
バラードでありながら、日本語ロックの可能性を感じさせる1曲。
◎Carlos K.が選んだ傑作バラード
●「Wherever you are」/ONE OK ROCK('10)
(作詞・作曲:Taka)
※CMソングとして話題に。結婚式でも人気の1曲。
【Carlos K.コメント】
英語が分からなくても圧倒される。非常に音楽的で素敵な楽曲。
◎鬼龍院翔が選んだ傑作バラード
●「花」/ORANGE RANGE('04)
(作詞・作曲:ORANGE RANGE)
※「ロコモーション」の4ヶ月後にリリース。映画「いま、会いにゆきます」主題歌。
【鬼龍院翔コメント】
チャラいイメージだったORANGE RANGEからのギャップと振り幅が凄すぎる、泣ける曲。
◎本田昭光が選んだ傑作バラード
●「I DON'T WANT TO MISS A THING」/エアロスミス('98)
(作詞・作曲:ダイアン・ウォーレン)
「全世界がギャップに震えた感動のバラード」
※映画「アルマゲドン」の主題歌として大ヒット。

【本間昭光コメント】
エアロスミスがデビュー25年目にして出した、ロックバンドの奥深さを感じる名バラード。
◎鬼龍院翔が選んだ傑作バラード
●「バンザイ~好きでよかった~」/ウルフルズ('96)
(作詞・作曲:トータス松本)
「日常に幸せを繊細に歌った名バラード」
※「ガッツだぜ!!」のわずか2ヵ月後にリリース。

【鬼龍院翔コメント】
ソウルフルで豪快なイメージのトータスさんが、ただ惚れた女のことをストレートに歌うのが良い。
ウルフルズは「面白いバンド」だと思っていたが、そこからのギャップに心を撃ち抜かれた。
◎mabanuaが選んだ傑作バラード
●「いい女」/ウルフルズ('92)
(作詞・作曲:トータス・ケイスケ)
「”ソウルっぽさ”が感情を揺さぶるバラード」
※1stアルバムに収録されたライブの締めの定番曲。
【mabanuaコメント】
6/8拍子を使うなど、絶妙にソウルバラードの要素を入れてくるあたりがウルフルズらしい。
◎多保孝一が選んだ傑作バラード
●「いとしのエリー」サザンオールスターズ('79)
(作詞・作曲:桑田佳祐)
「時代を超えて愛され続けるデビュー3枚目のシングル」
※「勝手にシンドバッド」の翌年にリリース。
【多保孝一コメント】
新時代を感じさせるインパクトと普遍的な美しさがあり、40年以上経つ今も輝きを放ち続ける名曲中の名曲。
プロが厳選 ギャップにグッときた!!傑作バラード ②
◎Singo Suzukiが選んだ傑作バラード
●「ラブソング」/サンボマスター('09)
(作詞・作曲:山口隆)
※「失ってしまった人」への愛を歌った初バラード・シングル
【Singo Suzukiコメント】
直球で感情的で破壊的な彼らが歌うシンプルで詩的なバラード。
◎関口シンゴが選んだ傑作バラード
●「MOTHER」/LUNA SEA('94)
(作詞・作曲:LUNA SEA)
※シンセサイザーとギターのアンサンブルによる神秘的なイントロ。「ROSIER」と同じアルバムに収録。
【関口シンゴ コメント】
小学生の時「他の曲とは違う」と強烈に惹きつけられた・今聴いても新しい、実験的なサウンド。
SUGIZOさんのバイオリンは、幻想的な海を渡る鳥と思わせる。
◎Singo Suzukiが選んだ傑作バラード
●「白いクリスマス」/JUN SKY WALKER(S)('89)
(作詞:KAZYA 作曲:JUNTA)
「やんちゃな青年たちの真っ直ぐなラブバラード」
※「START」の約1年前にリリース。
【Singo Suzukiコメント】
愛の歌らしい歌詞でありながら。大人になりきれない、微妙な青春感が切ない。
◎Michael Kanekoが選んだ傑作バラード
●「TEARS IN HEAVEN」/エリック・クラプトン('92)
(作詞・作曲:エリック・クラプトン ウィル・ジェニングス)
「息子への想いを歌った美しく悲しいバラード」
※クラプトンが4歳亡くなった息子に捧げたバラード。

【Michael Kanekoコメント】
「天国で君に会えたら 僕の名前を覚えていてくれるかい」という歌詞はストーリーを知って聴くと本当に切なくて悲しい。
◎Carlos K.が選んだ傑作バラード
●「Life is beautiful」/BiSH('18)
(作詞:恋愛好男 作曲:松隈ケンタ)
■BiSH:”楽器を持たないパンクバンド”のキャッチフレーや、過激なMVや演出で知られるアイドルグループ

【Carlos K.コメント】
言葉に感情がのっていてグッとくるバラード・
Aメロがメロラップ調なのも面白い。
サビのメロディーもスッと入ってくる。純粋さだけでなく深みもあり、味わい深い作品。
◎保本真吾が選んだ傑作バラード
●「White LOVE」/SPEED('97)
(作詞・作曲:伊秩弘将)
※デビュー翌年「Wake Me Up!」の2ヵ月後にリリース。
【保本真吾コメント】
10代の気持ちをガッチリつかむ歌詞とメロディーが秀逸。少し背伸びした感じが同世代の共感を呼ぶ名曲。
この他に、スタジオでは、鬼龍院翔さんがGLAYの「BELOVED」「ずっと2人で・・・」「幸せになる、その時に。」、B'zの「いつかのメリークリスマス」、Shingo SuzukiさんがX JAPANの「ENDRESS RAIN」、杉山勝彦さんがGLAYの「HOWEVER」、B'zの「Calling」をそれぞれ紹介し、その優れた点を詳しく解説しました。
個人的に傑作だと思うバラード曲
●「Home Sweet Home」('85)/Mötley Crüe
世界的に有名なアメリカのヘヴィメタルバンド。「Girls, Girls, Girls」などのノリの良い曲のイメージが強いですが、個人的には、当時この曲でやられました。

番組でも言ってましたが、激しい楽曲を多くやっているアーティストのバラードは、普段と違う「ギャップ」 にやられます。
日常生活でも、友人などの「ギャップ」に萌えたりする感情と似ています。
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【関ジャム】椎名林檎特集 人気曲ベスト10 他
先日2019年11月17日、テレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」は「椎名林檎特集!」と題して、誰もが知る日本を代表するシンガーソングライター・椎名林檎さんの特集が放送されました。
椎名林檎さん本人のインタビューや、一般からのアンケートによる「大好きな曲ベスト10」を交えながら、音楽のプロが椎名林檎さんの音楽を解説しました。
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関ジャム完全燃SHOW 椎名林檎特集
スタジオで解説したのは、次の2人の音楽のプロ
●ヒャダイン(前山田健一)さん(音楽プロデュサー)
→椎名林檎の「ジユーダム」('16)をリミックス。椎名林檎と番組でも共演している。●岩崎太整さん(作曲家)
→映画「サイタマノラッパー」シリーズ・映画「カノジョは嘘を愛しすぎている」・映画「モテキ」・NETFLIXドラマ「全裸監督」他、多くのドラマや映画の音楽を担当。NHK全国学校音楽コンクール2019 高校生の部 作曲担当。
曲のモチーフや発想はどこから得ているのか?
番組内のインタビューで椎名さんは、
お客さん達の日々の暮らしのツイートを覗き見てて・・・「なにか落ち込んでる」と思ったら、その事に対して贈りたい。こんなサウンドでスカッとして欲しい。
ツイートなどをみて発想を得ることは、本当にメイン。
デビューが1998年なので、2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)の申し子。匿名で本音を仰るというムードに慣れ切っているので、直接頂くお手紙だと、礼賛する内容しかないのでわからない。それよりも、期待されていることとそうでないことを本音で仰ってるのを見たい。
(「関ジャム完全燃SHOW」2019年11月17日放送・椎名林檎さんのインタビューより要約・引用)
と答えています。
(※記事中の曲名・コメント・インタビュー等の文章は、「関ジャム完全燃SHOW」2019年11月17日放送分より引用・要約などさせていただいております。)
20代~50代に聞いた 椎名林檎の大好きな曲 BEST10
10位
☆多幸感あふれるハーモニーが圧巻!!トータス松本とのデュエット曲
◆「目抜き通り」('17)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:斎藤ネコ)

※「GINZA SIX」のテーマ曲といして書き下ろした。
【ヒャダイン コメント】
トータス松本さんの歌メロのラインがかなり難しい。
スゴいことを要求しているなと思う。
9位
☆ミュージカルを思わせるダイナミックで起伏に富んだ曲
◆「人生は夢だらけ」('17)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:村田陽一)

※高畑充希出演のCMソング。セルフカバーアルバム「逆輸入~航空局~」収録。
【岩崎太整 コメント】
この曲は3つの調から成っていて、それらが美しく繋がっている。
序盤の「クリシェ」の連結、中盤はシャンソンの名曲「枯葉」と同じ構造。そして6/8拍子。(※クリシェ・・・コードの構成音のある音が半音ずつ変わる進行)
それらを熟知しつつ、注文に見合った設計図を作ることに成功している。
8位
☆張り詰めた精神性と疾走感 力強いエールを送る曲!
◆「NIPPON」('14)
(作詞・作曲・編曲:椎名林檎)
※2014 NHKサッカーテーマ曲
7位
☆静と動の掛け合いが見事!!宮本浩次とのデュエット曲
◆「獣ゆく細道」('18)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:笹路正徳)
※ニュース番組のテーマ曲として書き下ろした。
【ヒャダイン コメント】
Bメロは何が起こっているのか分からない。
でもサビはキャッチーなコード進行とメロディアスなメロディー。
難しいとキャッチーの相互パンチ。まさに椎名林檎。
6位
☆巻き舌と掠れた歌声のロッカ・バラード
◆「罪と罰」('00)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:亀田誠治・椎名林檎)
※54万枚以上売り上げた6thシングル。(オリコン調べ)
BLANKEY JET CITY(当時)の浅井健一がギターで参加。
5位
☆10代ならではの恋愛観を歌った屈指の名バラード
◆「ギブス」('00)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:亀田誠治・椎名林檎)
※椎名林檎 初のバラードシングル。
4位
☆女性の真意を歌い共感を得た本格的ブレイク曲
◆「ここでキスして。」('99)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:亀田誠治)

※福岡に住んでいた頃に書いた曲。
どうでもいい個人的な疑問なんですが、このMV、服の下に縄で「亀甲縛り」をしているのでは?と当時友人と話していましたが、未だに真相を知りません。
3位
☆短編小説のような詞の世界「新宿系」を世に示した1曲
◆「歌舞伎町の女王」('98)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:亀田誠治)
※10代の頃に書いた2ndシングル。レコーディングでは椎名林檎がドラムを叩いている。
2位
☆多くのアーティストニカバーされる1stアルバム収録曲
◆「丸の内サディスティック」('99)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:亀田誠治)
※宇多田ヒカル・スキマスイッチなどがカバー。タイトルの「丸の内」は地下鉄「丸の内線」のこと。
【岩崎太整 コメント】
「丸の内サディスティック」は危険。
このコード進行(※1)は劇薬なので、正しい用法・用量を知った上での使用がマスト。
どんな曲でも聴き心地が良くなってしまいがちで、使うとしてもかなりの覚悟と理知的な物が必要。
※1「A♭M7 G7 Cm7 E♭7」のコード進行。どんな曲でも聴き心地が良い曲になってしまうので、岩崎さんは個人的にこのコード進行を「ジゴロ進行」と呼んでいる、とのこと。
→「Just The Two of Us」(Grover Washington jr.)・「今夜はブギーバック」(小沢健二 feat.スチャダラパー)・「あなた」(宇多田ヒカル)・「つつみ込むように・・・」(MISIA)などの曲もこのコード進行を使っている。
椎名さんも番組内のインタビューで、このコード進行について語っていました。
このコードを使う事に、なんの抵抗もないかといえばあるんですが、数々の名曲の伝統のコードワークなので、これを使う時は、一味違うエッセンス、スパイスを効かせて使うぞという、挑む気持ちでいつも書いています。「目抜き通り」でもこのコードを使っているが、(中略)いかにメロディで引っ張っていくか?結構、腕の見せ所で・・・メロディメイカーとしては。コードをありきたりなモノでも工夫して用いる。
(「関ジャム完全燃SHOW」2019年11月17日放送・椎名林檎さんのインタビューより要約・引用)
また、岩崎さんの「転調をどこまで意識しているか?」の疑問について、番組内のインタビューで椎名さんは、こう答えています。
あまり、最初考えないようにしてて、他人の曲を聴くと分析的に聴いちゃうんだけど、自分が書く時に、よく「子供の耳」って言いますけど、分からないで進行していって、意識しない方か上手くいくような気がします。たまに、意識して考えるが、あんまり得てして「おいしくない」というか「一番重要な事が置いていかれる感じ」がします。なんか「下半身で書けていない」というか「子宮で書いてない」みたいな。
楽理を気にして聴いていらっしゃらない女の子たちが、そういう方達の気分に自然に寄り添って、その方々の「人生のサントラになって欲しい」っていう風に思ってます。
(「関ジャム完全燃SHOW」2019年11月17日放送・椎名林檎さんのインタビューより要約・引用)
1位
☆椎名林檎の存在を広く知らしめた最大のヒット曲
◆「本能」('99)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:亀田誠治・椎名林檎)

※売上枚数99.7万枚を記録。(オリコン調べ)
【ヒャダイン コメント】
Aメロの印象的な音が全部テンションの音。
素直にあたらないもどかしさがあり、そのストレスをサビで回収してくる。
リリースから20年経った今なおキャッチーなメロディーと複雑な構成は新鮮さを失わない。
個人的に好きな椎名林檎さんの曲
ここからは、放送内容ではない、個人的に好きな椎名さんの楽曲の話です。
☆東京事変デビュー前の「椎名林檎」ソロ名義の最後の楽曲
◆「りんごのうた」(’03)
(作詞・作曲:椎名林檎 編曲:服部隆之)

※NHKの番組「みんなのうた」で、2003年10月から11月にかけて放送された。(ウィキペディアより引用)
聴いていて曲が心地良いのはもちろん、MVがデビュー曲「幸福論」からそれまでのMVのシーンを再現していて、その時点での椎名林檎さんの総括的な内容なのも興味深いです。
◆「ありあまる富」('09)
(作詞・作曲:椎名林檎 補作曲:いまみちともたか)
※ドラマ「スマイル」のために書き下ろされた曲。
2009年発表の曲ですが、なんとなく2019年時点での世の中の価値観にも合致するような歌詞がグッっときます。
1998年5月に「幸福論」でデビューして以来、ヒット曲を連発し、休業(産休?)や「東京事変」としてのバンド活動も経て、現在も第一線のトップアーティストとして活躍する椎名林檎さんの音楽をこれからも聴いていきたいです。
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【関ジャム】梅雨時に聴きたい!雨ソング ベスト10
昨日2019年6月16日、テレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」では「梅雨時に聴きたい!雨ソング ベスト10」と題して、調べてみたら実は深かった数々の雨の名曲をプロのミュージシャンが解説しました。
20~50代の男女100名に好きな雨の歌をアンケートをとって「雨ソング BEST10」を決定。
この番組では、様々なジャンルの楽曲をランキング形式で紹介し、ランクインした曲のテクニックやカラクリなどをプロの音楽家が解説する企画が時々放送されますが、普段、何気なく聴いている曲に隠されたカラクリなどをわかりやすく解説してくれて、いつも目からウロコです。
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梅雨時に聴きたい!雨ソング ベスト10
雨ソングを解説するスタジオのゲストは3人
・zoppさん(作詞家)
→代表作:修二と彰「青春アミーゴ/山下智久「抱いてセニョリータ」など
・保本真吾さん(サウンドプロデューサー)
→代表作:ゆず「雨のち晴レルヤ」/SEKAI NO OWARI「RPG」など
・多保孝一さん(作曲家・音楽プロデューサー)
→Superflyギタリストとしてデビュー。現在は三浦大知・大原櫻子などを担当。
アンケートで決定された雨ソングベスト10を解説しました。
(※記事中のランキング・コメント等の文章は、「関ジャム完全燃SHOW」2019年6月16日放送分より引用・要約などさせていただいております。)
20~50代 男女100名が選ぶ 雨ソングBEST10(10位~4位)
☆40・50代の支持多数!青春時代を思い出す名曲
→10位:「雨あがりの夜空に」('80)/RCサクセション
(作詞・作曲:忌野清志郎 仲井戸麗市)
・女性を自動車に例えたとも思える歌詞が話題に。
【保本真吾コメント】
歪んだギターの音色と、清志郎さんのアクセントの強い歌い方が雨を連想させるので、歌詞を見ながら聴くと、より世界観に没頭できる。
ロックンロールと雨というテーマは何気にとても組み合わせが良いと思います。
☆女性に支持多数!別れを歌った 80年代アイドルの失恋ソング
→9位:「優しい雨」('93)/小泉今日子
(作詞:小泉今日子 作曲:鈴木祥子)
・小泉も出演のドラマ「愛するということ」主題歌。
・「あなたに会えてよかった」('91)に次ぐヒット作。
【多保孝一コメント】
Bメロから「コンコン」とクラベスという打楽器の高い音が入ってきて 雨粒が落ちるという音を連想させる仕掛けになっています。
☆数々のアーティストがカバー 雨ソングなのに力強いナンバー
→8位:「みずいろの雨」('78)/八神純子
(作詞:三浦徳子 作曲:八神純子)
・石井竜也・松浦亜弥などがカバー。
☆身近な世界観に共感者多数!しっとりと響く失恋ソング
→7位:「雨」('90)/森高千里
(作詞:森高千里 作曲:松浦誠二)
・雨に打たれる中、恋に別れを告げる歌。カラオケでも根強い人気を誇る。

【保本真吾コメント】
全体的にゆったりとした8ビートで、伴奏の1拍目にアクセントがつけられている。
これが雨感を表現しているし、特に日本人にマッチするノリなんだと思います。
☆雨の憂鬱を吹き飛ばす 軽快なミュージカルソング
→6位:「雨に唄えば(SINGIN' IN THE RAIN)」('52)/ジーン・ケリー
・ハリウッドを代表するミュージカル映画の主題歌。
・ジーン・ケリーが歌いながら踊る場面は映画史に残る名シーン。
【保本真吾コメント】
跳ねる感じのビートで雨の憂鬱なイメージを感じさせないウキウキ感を演出。
雨をテーマにした明るい音楽を作ろうとするなら、必ず話題にあがる教科書的存在。
☆売上約300万枚の大ヒット!国民的バンドの切ない名曲
→5位:「TSUNAMI」('00)/サザンオールスターズ
(作詞・作曲:桑田佳祐)
・売上役300万枚 サザン最大のヒット曲。
・第42回日本レコード大賞を受賞。
・失恋しても思いを寄せる切なさを歌った曲。
【zoppコメント】
実はタイトルにも歌詞全体にも「雨」は出てこないし降ってもいない。
サビの最後の「思い出はいつの日も雨」。悲しいことを代弁しているこの一言だけで楽曲のイメージを完遂させている、まさに「裏雨ソング」
☆コレを聴けば心も晴れる ハモりが人気の2人組の名曲
→4位:「雨のち晴レルヤ」('13)/ゆず
(作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁・佐藤和哉)
・NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」主題歌。
・スタジオゲストの保本真吾さんが編曲。
・第56回日本レコード大賞 優秀作品賞。

意外と深かった!雨ソングのヒミツ
スタジオゲストが、雨ソングのカラクリを解説しました。
●「雨+〇〇」の法則(zoppさんが解説)
雨(ネガティブ)+〇〇(何かの要素)→伝えたいことを代弁
・「雨」+「夜」→別れ・悲しさ
例:「優しい雨」(小泉今日子)など
・「雨」+「雨上がり・虹」→ポジティブ
例:「雨のち晴レルヤ」(ゆず)など
・「雨」+「傘」→出会い ポジティブなイメージ
例:「雨やどり」(さだまさし '77発表)/「アイアイア傘」(テゴマス '08発表) など
●テンポ(保本真吾さんがが解説)
テンポで雨が降る強さの表現。
・ゆったりした8ビート→「シトシト雨」を表現
例:「雨」(森高千里)/「TSUNAMI」(サザンオールスターズ)など
※「頭ノリ」で、拍のアタマにアクセントをつける
→ゆったりした8ビートが強調→よりシトシト雨を表現。
・テンポが早い16ビート→「どしゃぶり雨」を表現
例:「みずいろの雨」(八神純子)など
・叩きつけるようなギター→「打ちつける激しい雨」を表現
例:「雨あがりの夜空に」(RCサクセション)など
●プラック音(多保孝一さんが解説)
弾けるような音をプラック音というとのこと。(2年くらい前まで世界的に流行)
雨粒が落ちる音を表現している。雨粒が落ちる音を連想させる隠し味。
例:「ピチカート」というバイオリンを弦を指で弾く奏法
→「Shape Of You」(エド・シーラン '17発表)/「雨のち晴レルヤ」(ゆず)/「雨に唄えば(SINGIN' IN THE RAIN)」(ジーン・ケリー)など
BEST10以外の上位ランクインの名曲
ベスト3をみる前に、ベスト10には入らなかったけれど、アンケート上位にランクインした雨の名曲が紹介されました。
・「LOVE RAIN~恋の雨~」('10)久保田利伸
(作詞・作曲:Toshinobu Kubota)
・「雨の御堂筋」('71)欧陽韮韮
(作詞:林春生 作曲:Ventures)
・「RAIN」('17) SEKAI NO OWARI
(作詞:Fukase & Saori 作曲:Nakajin,Fukase & Saori)
・「真夏の通り雨」('16)宇多田ヒカル
(作詞・作曲:Utada Hikaru)

・「雨にキッスの花束を」('90)今井美樹
(作詞:岩里祐穂 作曲:KAN)
・「RAIN」('13)秦基博
(作詞・作曲:大江千里)
・「群青日和」('04)東京事変
(作詞:椎名林檎 作曲:H是都M)
・「雨やどり」('77)さだまさし
(作詞・作曲:さだまさし)
・「雨のち晴れ」('94)Mr.Children
(作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿・小林武史)
・「雨の慕情」('80)八代亜紀
(作詞:阿久悠 作曲:浜圭介)
・「にじいろ」('14)絢香
(作詞・作曲:絢香)
・「サボテン」('00)ポルノグラフィティ
(作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ)
・「ENDRESS RAIN」('89) X JAPAN
(作詞・作曲:YOSHIKI)
・「駅」('87)竹内まりや
(作詞・作曲:竹内まりや)
・「虹」('08)Aquq Times
(作詞・作曲:太志)
・「雨のMelody」('99)Kinki Kids
(作詞:康珍化 作曲:武藤敏文・坂井秀陽)
・「最後の雨」('92)中西保志
(作詞:夏目純 作曲:都志見隆)
・「瞬き」('17)back number
(作詞・作曲:清水衣与吏)
・「Squall」('99)福山雅治
(作詞・作曲:福山雅治)
20~50代 男女100名が選ぶ 雨ソングBEST3
☆CMソングで話題に!ソロで歌う雨の日のラブソング
→3位:「はじまりはいつも雨」('91)/ASKA
(作詞・作曲:飛鳥涼)
・ASKAソロとして3枚目のシングル。
・大ヒット曲「SAY YES」と同じ年のリリース。
・CMソングとして作ったが、反響が多くシングル曲に。
・第33回日本レコード大賞 最優秀ボーカル賞などを受賞。

☆朝ドラ主題歌としても話題に!思わず口ずさむ明るい名曲
→2位:「晴れたらいいね」('92)/DREAMS COME TRUE
(作詞・作曲:吉田美和)
・雨の憂鬱を思わせない歌詞に多くの支持。
・NHK連続テレビ小説「ひらり」主題歌。
【zoppコメント】
曲中に雨は降っておらず 晴れも雨もあくまで仮定の話に留められている。
雨ソングは晴れか雨か明確にされる事が多いが、それを明確にしていない歌詞は、とても個性的。
両親に向けたメッセージと言われていて、「どんな天気なんだろうと出かけよう」 そんな平和でポジティブな歌詞に癒しを感じられる。
☆海外アーティストにもカバーされる 雨ソングの日本代表!
→1位:「レイニーブルー」('86)/徳永英明
(作詞:大木誠 作曲:徳永英明)
・徳永英明(当時24歳)のデビューシングル。
・徳永が作曲・大木とデビュー前に制作。
・別れた相手を思う切ない歌詞が人気。EXILE ATHUSHI、島谷ひとみ、海外アーティストなどもカバー。

翌日のiTunesソングランキング
この番組で、音楽プロデューサーなどが楽曲を紹介し解説をすると、紹介された曲の放送後の音楽配信ランキングが急上昇したり、YouTubeの再生回数が大幅に上昇したり、いわゆる「バズる」現象が起きることがよくありました。
今回も紹介された楽曲の中で、ランキングなどが上昇したものがあるかどうか、放送翌日午前のiTunesソングランキングを確認しました。
今回は、特に目立って急上昇した曲はなかったようです。
比較的、年代の古い曲が多かったことや、そもそも大ヒットした名曲ばかりだったので、皆が知っている曲が多かったからかもしれません。
過去にランキングなどが急上昇したパターンは、界隈では売れているけど「知る人ぞ知る」ような曲を音楽プロデューサー(特に蔦谷好位置さん)が解説したり絶賛したしたりすると、視聴者からの楽曲へのネットでのアクセスが上昇するようです。
個人的には、今までそれほど雨ソングにこだわって聴いていませんでしたが、こうして紹介されると雨ソングに名曲・ヒット曲が多いことに驚かされました。
また、番組の中でもゲストの方がふれていましたが、これほど雨の曲に思い入れがあってヒット曲が多いのは日本独特の現象ではないか、とのことでした。
日本には梅雨があったり、雨が降るとどちらかというと憂鬱なイメージという共通認識がありますが、雨がほとんど降らないアメリカ・ロサンゼルスや、逆に雨の多いイギリス・ロンドンなどでは、それほど「雨」に思い入れがない、または別のイメージがあるので、雨そのものをテーマにした名曲が生まれにくい地域性がありそうです。
地域性を考えながら、洋楽の歌詞をみてみるのも面白そうです。
【関ジャム】あいみょんとは何者?
2019年4月14日放送のテレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」は、音楽業界注目のシンガーソングライター・あいみょんさんについて、音楽プロデューサーがプロ目線の疑問で考察する「ヒット曲続出の あいみょん とは何者?」と題して、本人を交えて、彼女の軌跡や楽曲の作り方などを紹介する内容でした。
個人的にも気になるアーティストなので、「関ジャム完全燃SHOW」の2019年4月14日放送分から引用や要約をさせていただきながら、あいみょんさんについて書かせていただきたいと思います。
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あいみょんとは何者か?
まず、あいみょんさんについて調べると・・・
あいみょん(1995年3月6日生まれ )は、日本のシンガーソングライター、作曲家、作詞家。兵庫県西宮市生まれ。所属芸能事務所はエンズエンターテイメント。
歌手になりたいという夢を持っていた祖母や、PAエンジニアである父の影響で中学生の時から作詞作曲を始める。
6人姉弟の上から二番目の次女。
※ウィキペディア(あいみょん - Wikipedia )から引用
2015年3月4日 「貴方解剖純愛歌 〜死ね〜」でインディーズデビュー。(当時20歳)
2016年11月30日 「生きていたいんだよな」でメジャーデビュー。
ちなみに、個人的には、2017年の「君はロックを聴かない」であいみょんさんを知ったので、デビューからかなり時間が経っていたんだ、と認識。
プロ目線の疑問
上記の番組では、作詞家・作詞プロデューサーのいしわたり淳治さんと、音楽プロデューサーのmabanuaさんがゲストで出演して、プロ目線であいみょんさんに様々な疑問を投げかけて、あいみょんさんが回答しました。
興味深い質問・回答ばかりなので、以下に引用させていただきます。
歌詞とメロディどちらが先か?
「二人だけの国」(’19)作詞・作曲:あいみょん
☆最新アルバム「瞬間的シックスセンス」の中で、自身が「キーとなる」という1曲
【mabanuaさんのコメント】
冒頭から1分20秒まで、ずっと1つの音程というありえない曲。
でも「ナンマイダ」という歌詞が入ることで、不思議な魅力を持つ曲に仕上がっている。
ここで、mabanuaさんからあいみょんさんへ
→「曲を作る時は、歌詞とメロディーどっちが先ですか?」という疑問。
あいみょんさんによると、作詞と作曲は同時進行で、喋りながら曲を作るとのこと。
・「ワード先行」で、キーワードから曲を作る
・「勝手にタイアップ曲制作」
とのこと。
10代の頃から、例えば、この映画の主題歌を作るとしたら・・・という形で「勝手にタイアップ」して曲を作ったりしていた。
→「二人だけの国」は、役所広司主演の映画「失楽園」とタイアップしたと想定して作ったとのことです。
普段 メモを取るのか?
☆衝撃歌詞のインディーズデビュー曲
「貴方解剖純愛歌 〜死ね〜」(’15)作詞・作曲:あいみょん

※過激な歌詞から発売当時は放送自粛も。週刊インディーズシングルランキング10位。(オリコン調べ)
【いしわたり淳治さんのコメント】
インパクトを追及した歌詞。普通の人にはここまで度を越えた表現はなかなか出来ません。
でも、メロディーが明るくキャッチーで、狂気や生々しさを上回る清々しさを感じるから不思議です。
ここで、いしわたりさんから
→「普段からイイと思った言葉はメモを取りますか?取るならその採用率は?」という疑問。
あいみょんさんによると、
・スマホにメモを取る。
・常にキョロキョロしている。面白いことを探しながら外を歩く。
・メモの曲への採用率は70%くらい
とのこと。
収録当日にメモっていたことは、「便座ぬくもり」「穴があったら入りたい」でした。
ちなみに、近所迷惑になるから、夜は曲作りをしない、朝に曲作りをする、とのこと。(ご近所トラブルが一番怖いから)
また、曲作りの時の事は、あまり記憶にないんだそうです。
歌詞の参考は?
いしわたりさんから、
→「何か歌詞の参考にしているモノはありますか?」という疑問も。
あいみょんさんは、
・作詞のヒントは、官能小説
と回答。
官能小説は、表現の勉強になる。「これを何で例えるか?」のような「大喜利」のように思う。男性アーティストでは、平井堅さんなど、比喩表現が上手な人が好き、とのことです。
ちなみに、17歳の時にブックオフで、初めて官能小説を購入。
その時の買った作家は、神崎京介さんとのこと。
「滴」(’01年発売)という小説(拘束される事が好きな女性を描いた話など9つの話を収録した短編集)をタイトル買いした。とても、きれいだと思った、とのこと。
※神崎京介・・・ベストセラー小説「女薫の旅」シリーズなど女性からも支持を得る。
官能小説で表現力を学ぶ、ということに対しては、勝手に納得していて、個人的にも、以前は「官能小説の文章」や「プロレスの実況」などの複雑で豊かな表現を真似して文章の練習をしていました。(→結果的に、僕の場合はこのブログのように、稚拙な文章にしかなりませんでしたが、豊かな文章の模倣は、確かに勉強になります。あいみょんさんのように才能ある方は、結果として、素晴らしい言葉の表現をされてます。)
サウンドアレンジについて
☆紅白歌合戦 披露曲
「マリーゴールド」(’18)作詞・作曲:あいみょん

【mabanuaさんのコメント】
90年代のヒット曲のような懐かしさを感じる曲。
ロングトーンのエレキギターで始まるイントロなど90年代風のアレンジが秀逸です。
ここで、mabanuaさんから、
→「サウンドアレンジはどうやっていますか?」という疑問。
そもそも、シンガーソングライターの場合のどのように、楽曲が完成するかというと、
【一般的な楽曲制作】
シンガーソングライター:作詞作曲(詞とメロディー)デモ音源
↓
アレンジャー:編曲(様々な楽器を加えるなど)→完成版
という流れになるそうです。
あいみょんさんは、
・アレンジについては、依頼時は何もオーダーしない。
と回答。
アレンジ依頼の際に何か注文を付けると、「じゃあ、自分でやれや」と言われる気がするし、アレンジャーはプロなので、まず曲の第一印象を大事にしてアレンジしてほしい。
また、自分が注文を出すことで、そこしかゴールがなくなってしまうのではないか、との懸念もあるので、最初は注文を出さないそうです。
ただし、曲が編曲されて戻ってきた時に、もう少しこうしたい、などの感想を加えることはあるとのこと。
また、自分はアレンジャー達のファンなので、どうのようなアレンジでも納得できる。また、アレンジャーと信頼関係があるとのことです。
あいみょんさんの曲を編曲している主なアレンジャーは、
田中ユウスケさん・関口シンゴさん・トミオ ヨウさん など
→曲の雰囲気により頼む人を変えるとのこと。
※トミオ ヨウさんは,、「依頼時に具体的なオーダーはないが、その為、最初は自分の方が、デモ提出まで慎重になった」といった内容のコメントを番組あてに伝えています。
影響を受けたアーティスト
☆若者人気に火をつけた曲
「君はロックを聴かない」(’17)作詞・作曲:あいみょん

※メジャー3rdシングル。男の子の片思いを歌った曲。
いしわたりさんは、あいみょんさんの曲について、男性目線の曲が多い気がする、また、シンガーソングライターは、自分の経験を曲にする人が多い中、男性目線などの「フィクション」が書けているのがスゴイとのコメント。
ここで、いしわたりさんから
→「特に影響を受けたアーティストはいますか?」との疑問。
あいみょんさんは、
・スピッツの草野マサムネが神様
と回答。
子供の頃から、父親の影響でスピッツのアルバム「空の飛び方」(’94発売)や「ハチミツ」(’95発売)などを聴いていた。
また、2016年発売「醒めない」という曲に衝撃を受けたということです。
→スピッツのような日本を代表するバンドが「まだまだ醒めない~」という歌詞を使ったサビに衝撃を受けた、とのこと。
→「醒めない」を聴いて、かなり気持ちが盛り上がって、「君はロックを聴かない」が出来たそうです。
あいみょんさんは、スピッツとの対バンをした時の打合せで、「草野さんの血液の0.001%でも良いから自分の体に流れていてほしい」と言ったそうです。
今まで自分が憧れてきた皆さんの何か細胞でもいいので、自分の中にあったらいいと思うし、実際それができていると思っている。
なので、草野マサムネさんなどのアーティストをはじめ、「あいみょんというアーティストはいろいろな人への憧れの塊。」であると、語っていました。
コード進行
☆知名度アップキッカケの1曲
「愛を伝えたいだとか」(’17)作詞・作曲:あいみょん

以前「関ジャム完全燃SHOW」で、この曲について、音楽プロデューサー・蔦谷好位置さんがコード進行に着目して絶賛。
「Just The Two Of Us」進行という有名なコード進行を使用している、ということでした。
ここで、mabanuaさんから
→「コード進行はどこまで意識していますか?」との疑問。
あいみょんさんは、
・コード進行は知らない。
と回答。
ちなみに、お風呂が沸いた時のお知らせの音だったので、「カノン進行」だけ知っているとのこと。
「愛を伝えたいだとか」が、「Just The Two Of Us」進行だということは、「関ジャム」のオンエアをみて知ったとのこと。
また、「Fm7」などのコードの読み方などはわからないとのことです。
こういった話をきくと、やはり天才的なアーティストは、理論を知らないでも、自然と感覚だけで名作を作り上げてしまうのかな、と思います。
もしかすると、よく言われるように、歌詞やメロディーは「天から降ってくる」のかもしれません。
少し見方を変えると、人間は小さい頃からいろいろな曲に触れているので、自然に頭の中の奥深いところに記憶しているメロディーや歌詞などがあって、ある時、突然それらのメロディーが「降ってきて」自分が考えたように思ってしまうことも、もしかしたらあるかもしれません。(悪意なく、そういった現象がおきるかもしれない)
あいみょんさんも、以前、「マリーゴールド」のメロディーの一部が、ゲーム音楽「メダロット2」に似ているのでは?といったことがネットの一部で話題になりましたが、悪意を持って言えば、このゲーム音楽のメロディが、記憶の中から「自然に」降ってきたとも考えられます。(そもそも、そのゲーム音楽自体が、それ以前に発売された小沢健二さんの曲に似ている、という指摘もあります)
「マリーゴールド」がその曲に影響を受けたかは不明ですが、あいみょんさん本人も、2017年にツイッターで「色んなアーティスト、芸術家に影響を受けて羨んで憧れてきて、真似せずにはいれへんよ。真似事から新しい音楽が生まれるなら最高やんか」ともつぶやいています。
また、先ほどのように、「自分はいろんなアーティストへの憧れの塊」とも言っています。
やはり、芸術は模倣から生まれますから、仮に多少似ていたとしても、問題ない範囲の話題なんだと思います。
曲の主人公について
いしわたりさんは、
→「曲の主人公は、フィクションかノンフィクションか?」
という疑問。
あいみょんさんは、その疑問に対して、「半々」かなぁ、と回答。
しかし、こうも答えています。
「男性目線の曲も、ノンフィクションなのかとも思う。男性目線というのも、結局、男性と一緒にいた時に、自分が同じ空間で経験していること。一緒にいた男性の経験は、自分の経験の一部だから、そう考えると、フィクションではないのかもしれない。」
といった内容のことを語っていました。
今後の活躍にも期待
以前から、MVや他のTV番組であいみょんさんをみていましたが、今回の番組をみて、あらためて、楽曲の良さやあいみょんさんの謙虚な姿勢、そして見た目の「かわいさ」が印象的でした。
現在も、映画「クレヨンしんちゃん」の主題歌なども発表して、乗りに乗っていますが、今後の活動にも注目したいところです。
【関ジャム】音楽プロデューサーが選ぶ「完璧な1曲」
2019年5月26日放送のテレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」では、「一流音楽プロデューサーが選ぶ”完璧な1曲”とは?」と題して、名曲の裏に隠れた音楽プロデューサーのスゴ技を解説する企画が放送されました。
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音楽プロデューサーが選ぶ「完璧な1曲」
スタジオのゲストは、次の3人の音楽プロデューサーでした。
【武部聡志さん】
・主なプロデュース:一青窈・今井美樹・JUJUなど
・ジブリ映画やTVドラマのお音楽監督も担当
・松任谷由美のコンサートの音楽監督
・株式会社ハーフトーンミュージック代表取締役会長【寺岡呼人さん】
・主なプロデュース:ゆず「栄光の架橋」など
・JUN SKY WALKER(S)のベーシスト【松尾潔さん】
・主なプロデュース:CHEMISTRY「PIECES OF A DREAM」など
※株式会社ハーフトーンミュージック
武部聡志さんが1980年の立ち上げたミュージシャンやプロデューサーのマネジメント会社。音楽
プロデューサーの本間昭光さん・亀田誠治さん・小林武史さんなども所属していた。
(※記事中のコメント等の文章は、「関ジャム完全燃SHOW」2019年5月26日放送分より引用・要約などさせていただいております。)
寺岡呼人が選んだ「完璧な1曲」(その1)
①松任谷正隆のプロデュースワークが大きく影響
②楽曲を「色」で表現した ユーミンのあの名曲
松任谷由美「夕涼み」('82)
(作詞・作曲:松任谷由美 プロデュース:松任谷正隆)
【寺岡呼人コメント】
恋人と洗車をした夏の日の歌ですが、歌詞とアレンジによって”色”と”景色” もっと言うと”気温””湿度”まで感じられる名曲。
「夕雲」を「金の雲」と表現して、洗車したルーフに映っている感じ。こういう歌詞のセンスもスゴい。
夕暮れの「色」、夏の「温度」「湿度」まで想起できるユーミンワールドをアウトプットする松任谷正隆さんの才能に驚きます。
【ポイント】
・他のコードに置き換えできない独特の浮遊感
→「#11」(プラスイレブンス)というコードを使用
・夕暮れの色が見える「インロト」
→フルートとまっすぐ伸びるストリングスの音が、夏の夕暮れを表現。
武部聡志が選んだ「完璧な1曲」(その1)
☆Mr.Children 桜井和寿が歌う 「音程がこんなに高くていいの?」と驚いた攻めの1曲
①明らかに上ずっている桜井の音程
②整ってない事で完璧になった曲
Mr.Children「Everything(It's you)」('97)
(作詞・作曲:桜井和寿 プロデュース:小林武史 and Mr.Children)
【武部聡志コメント】
サビの「STAY」の部分は、正しい音程から少し上ずっている。
何回聴いてもどこも高いけど、その方が曲に合っているし、ドキドキする。
Mr.Childrenの予定調和でない、枠に収まらない名作。
ブレイクして売れてる時期に守りに入らず、攻めて行った感じが好きだった。
●小林武史さんのプロデュースの技
テイク選びの秀逸さ。整えないリアルを世に出す覚悟。
→上ずっているサビを選ぶ覚悟
松尾潔が選んだ「完璧な1曲」(その1)
☆日本のR&B元年は、MISIAと宇多田ヒカルがデビューした1998年というのが定説だが、その前に「彼女」ありき。
①R&B元年(1998年)より前にリリース
②MISIAや宇多田ヒカル以前デビューの「彼女」
UA「情熱」('96)
(作詞:UA 作曲:朝本浩文 プロデュース:朝本浩文)
※R&B元年(1998年)の2年前の発売
【松尾潔コメント】
「グルーヴ」の定義である、リズムの反復性によって生まれる快感を日本に知らしめたグルーヴィー歌謡の金字塔。
UAのタイム感は洋楽リスナーの耳にも違和感がなく声質のよさでその気だるい歌い方さえ魅力に転じさせた。(※タイム感:独特な歌のタイミング、感覚)
UA自身の歌詞も素晴らしく、クラブカルチャー性と大衆性と文学性のトライアングルが絶妙。
●音楽プロデューサー:朝本浩文
・ジャンル:レゲエ(ダブ)
・主なプロデュース:UA・THE YELLOW MONKEY・Sugar Soulなど
(※ダブ:ジャマイカ発祥の音楽の手法。リズムの強調・エコーなどの独特の効果をうむ。)
●朝本浩文のプロデュース術のポイント
・UA「情熱」については、
・リズム→レゲエ調のR&B
・メロディー→歌謡曲としてもキャッチーで強い
武部聡志が選んだ「完璧な1曲」(その2)
☆天才音楽プロデューサー亀田誠治が手がけた ベーシストならではのアレンジ力
メロディーを奏でる亀田のベース
JUJU「やさしさで溢れるように」('09)
(作詞:小倉しんこう・亀田誠治 作曲:小倉しんこう 編曲・プロデュース:亀田誠治)

【武部聡志コメント】
亀田プロデュースの特徴であるベースアレンジが素晴らしい。
やみくもに弾くのではなく、歌と呼応した もう1つのメロディーを奏でている。
Bメロの歌の合間、落ちサビ後半のベースフレーズは特に秀逸。
●音楽プロデューサー:亀田誠治
・主な担当アーティスト:椎名林檎・平井堅・秦基博・いきものがかり など
●武部さんは、亀田さんのベースアレンジが秀逸な曲として、もう1曲
平井堅「瞳をとじて」('04)(作詞・作曲:平井堅 編曲・プロデュース:亀田誠治)
も上げていました。
●ちなみに、JUJU「やさしさで溢れるように」の作詞にも、亀田誠治さんの名前がクレジットされているのはナゼか?
→この歌の歌詞は、元々は犬が亡くなった喪失感を書かれていたが、亀田さんが普遍的な歌詞に変更・ディレクションしたとのこと。
松尾潔が選んだ「完璧な1曲」(その2)
☆「松本隆」「松任谷由美」「松任谷正隆」の黄金トリオの問題作
①黄金トリオ×20歳の松田聖子
②制作陣が意見をぶつけて完成
松田聖子「小麦色のマーメイド」('82)
(作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂(松任谷由美) 編曲:松任谷正隆)
【松尾潔コメント】
松田聖子初期のキラキラした楽曲群の輝きの中にあって、これだけはマットな質感。
ツヤ消しの美、とも言い換え可能。
濡れたプールサイドを滑らぬよう そろりと歩くようなスローなテンポ設定も、松田聖子の歌声の魅力を十分に引き出した主たる理由です。
【ポイント】
・地味にも聴こえるが、実はこだわり抜いた曲
・当時の歌謡曲では攻めたサビ
→不安定な分数コードで始まるメロディー
※分数コード
和音を構成する1番低い音を別の音にかえた不協和音のようなコード
※この曲のプロデューサー
若松宗雄さん:松田聖子担当。当時、CBS・ソニーレコード所属
寺岡呼人が選んだ「完璧な1曲」(その2)
☆これこそが音楽プロデュース!!
亡くなられたお母様に向けて歌われたと言われている名カバー曲
①亡くなったお母様に向けて歌ったカバー曲
②原曲のニュアンスを残した秀逸な日本語詞
ザ・タイマーズ「デイ・ドリーム・ビリーバー ~DAY DREAM BILIEVER~」
(作詞・作曲:JHON STEWART 日本語詞:ZERRY(忌野清志郎) プロデュース:ザ・タイマーズ)
【寺岡呼人コメント】
この曲の「彼女」は清志郎さんの亡くなられた母親の事と言われていて、明るい曲なのに、同時に泣ける曲。
原曲にある「クイーン」と歌詞をうまくダブらせて、お母さんを「クイーン」と歌うセンス。
ダブルミーニングに泣けてくるし、天才 忌野清志郎の才能を感じます。
翌日のiTunesランキング
この番組で、音楽プロデューサーが名曲を紹介・解説したりすると、放送後に紹介した曲のiTunesランキングなどが、大きくアップすることがあります。
何か変動があったか確認しましたが、今回は大きく変動はないようです。
ただ、ザ・タイマーズ「デイ・ドリーム・ビリーバー ~DAY DREAM BILIEVER~」が、前日のソングランキングでは100位以内には入っていなかったのに、翌日の朝には、「74位」にランクインしていることが確認できました。

(※2019年5月27日のiTunesソングランキングのスクリーンショット)
この曲の発売時期などを考えても、このタイミングでのランクアップは、番組の影響があるかもしれません。
ともあれ、普段なにげなく聴いている曲にも、プロデューサーなどの技やこだわりが隠されているんだな、と改めて思わされる企画でした。
【関連記事】
feel-free-to-come.hatenablog.jp
【関ジャム】ボーカリストが選ぶ すごいボーカル【厳選9曲】
2019年7月14日、テレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」では「ボーカリストが選ぶ すごいボーカル あの歌のココを聴いて」と題して、歌のプロが大絶賛するすごい楽曲を厳選してピンポイントに紹介しました。歌のプロが歌いながら解説しました。
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ボーカリストが選ぶ すごいボーカル
解説するのは、3人の歌のプロ
・今井マサキさん:コーラス
→松任谷由美・吉田拓郎・矢沢永吉・槇原敬之などのコーラスを担当。
・佐藤竹善さん:ボーカリスト(SING LIKE TALKINGのボーカル)
→小田和正や山下達郎のツアーにも参加。小田和正、スキマスイッチ・大橋など業界関係者がその声を絶賛。
・藤田真由美さん:コーラス
→miwa・井上陽水などのコーラスを担当。
(※記事中の楽曲名・コメント等の文章は、「関ジャム完全燃SHOW」2019年7月14日放送分より引用・要約などさせていただいております。)
今井マサキが選んだ曲(その1)
☆衝撃を受けた「冒頭の深く響く低音」
【ココを聴いて!!ポイント】
1.女性ボーカリスト
2.歌い出しの音が低い
3.19歳のデビュー曲
↓↓↓
平原綾香「Jupiter」('03)
(作詞:吉元由美 作曲:G.Holst)
【今井マサキ コメント】
冒頭の低音部分は、19歳の女の子がデビュー曲で歌えるような楽曲ではない。
普通なら可愛さや高音に行きがちな所を、全くの真逆から始まる。そして歌い始めのブレスを、あえて入れるところも衝撃でした。
【平原綾香】
・父はプロのサックス奏者の平原まこと氏。
・平原綾香自身も音大でサックスを専攻。
→サックスの低音の鳴らし方が難しいとのこと。サックス奏者ゆえの低音域。
楽器で培ったブレスコントロール。
佐藤竹善が選んだ曲(その1)
☆地声とファルセット(裏声)の入れ替え がまさにパーフェクト!!
【ココを聴いて!!ポイント】
1.声とファルセットの絶妙な入れ替え
2.男性ボーカリスト
3.あえてファルセットを使用
↓↓↓
エド・シーラン「PERFECT」('17)
(Written by Ed Sheeran)

【佐藤竹善 コメント】
地声からファルセットへの入れ替わりが絶妙で素晴らしい。
「Baby I'm」のフレーズだけで心が動かされる。
世間的には「歌が上手いボーカリスト」として取り上げられる訳ではないが、とても技術が高く、表現力が秀逸。
※地声とファルセットを使い分けると→→→与える印象が変化!!
藤田真由美が選んだ曲(その1)
☆英語にしか聞こえない 魅惑の日本語歌詞!!
【ココを聴いて!!ポイント】
1.まるで英語!?な日本語歌詞
2.東京都出身のボーカリスト
↓↓↓
平井大「Life is Beautiful」('16)
(作詞:EIGO and Dai Hirai 作曲:Dai Hirai)

【藤田真由美 コメント】
サーフミュージック(60年代アメリカ西海岸がルーツの若者音楽)というジャンルは、日本語歌詞を乗せるのがとても難しいのですが、平井さんの歌い方は日本語が野暮ったくならずに馴染み、曲の世界観を崩さずにまとめ上げている。
・日本語歌詞のキレイな歌い方とは?
→母音を伸ばすことでハッキリと聞こえる。(日本語は、母音のa,i,u,e,oが耳に残る)
・平井大の「英語っぽい」歌い方は?
→1.母音をあいまいにする 2.「T」の発音を強調
※佐藤竹善さんの分析では、サーフミュージックの元々のニュアンスを壊さないようにあえて英語っぽく表現しているのではないか、とのこと。
今井マサキが選んだ曲(その2・3)
☆ファルセット(裏声)は高い声だけではない!!心に染み込む囁きファルセット
【ココを聴いて!!ポイント】
1.心に染み込む囁きファルセット
2.高い声が特徴の男性ロックボーカリスト
3.カバー曲の優しい歌い出し
↓↓↓
ToshI「赤いスイートピー」('18)
(作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂)
【今井マサキ コメント】
ToshIさんはX JAPANのイメージが強いので力強いハイトーンやシャウトえお思い浮かべがちですが、繊細な裏声を安定して出せる技術の高さと表現力はさすがだなと感服しっぱなしです。
●関連して次の曲を紹介
☆魂を揺さぶる 地声のロングハイトーン
【ココを聴いて!!ポイント】
・超高音を地声で歌うロングハイトーン
↓↓↓
STARDUST REVUE「木蘭の涙」('93)
(作詞:山田ひろし 作曲:柿沼清史)

【今井マサキ コメント】
普通の人なら裏声で逃げる所を地声だけで勝負するスーパーボーカリスト。
その歌声は誰にも真似出来ないワン&オンリーですが、魂で歌う事を体現している憧れの存在。
※ファルセットを使わない、12.5秒のロングハイトーンがスゴイ。
藤田真由美が選んだ曲(その2)
☆地声とファルセット(裏声)を同時に操る 音域の広いMIXボイス
【ココを聴いて!!ポイント】
1.地声とファルセットを同時に操るMIXボイス
2.女性ボーカリスト
3.圧倒的な音域の広さ
・MIXボイスのイメージ
→地声と裏声の中間(息まじりな地声)
・MIXボイスの特徴
息まじりの声でフワリと広がる。
↓↓↓
宇多田ヒカル「花束を君に」('16)
(作詞・作曲:Utada Hikaru)

【藤田真由美 コメント】
この広い音域をMIXボイスで自在に歌えるのは、さすが日本を代表するボーカリストの実力。
さらに、このMIXボイスによって、曲全体にエアリー感を醸し出し、世界観を演出している。
佐藤竹善が選んだ曲(その2)
☆音と音の間の「音のない場所」を歌う 究極のワンフレーズ
【ココを聴いて!!ポイント】
1.音のない場所を歌うワンフレーズ
2.グルーヴを感じるボーカル
●佐藤竹善さんによると、「プロ」のミュージシャン・ボーカリストは、リズムとグルーヴを持っているかが大事、とのこと。
→グルーヴは音の頭ではなく、音が切れた瞬間に出る。休符をどう感じているかがボーカリストにとって重要。
↓↓↓
さかいゆう「桜の闇のシナトラ」('19)
(作詞:Masao Urino 作曲:Yu Sakai)
【佐藤竹善 コメント】
日本のシンガーはリズムやグルーヴ感に対して若干、掴みきれていない部分がある。
しかし、さかいくんからはとてもグルーヴを感じ、歌ではなく音楽が伝わってくる。
藤田真由美が選んだ曲(その3)
☆同じ音をあえて地声とファルセットで使い分け!!
【ココを聴いて!!ポイント】
・同じ音を地声とファルセットで使い分け
↓↓↓
back number「HAPPY BIRTHDAY」('19)
(作詞・作曲:清水依与吏)
【藤田真由美 コメント】
1回目の地声の「そうか」から2回目のファルセットに変えることで、男性の弱さや切なさを感じさせてくれる。
とても素敵な表現力に萌えました。
今井マサキが選んだ曲(その4)
☆今井マサキが特に推したい!!すごいボーカリスト
☆シンプルなメロディーに潜む 多彩な歌唱技術
【ココを聴いて!!ポイント】
・Aメロの多彩な歌唱技術
↓↓↓
SING LIKE TALKING「Spirit Of Love」('95)
(作詩:藤田千章,Cat Gray 作曲:佐藤竹善)
【今井マサキ コメント】
竹善さんのスゴい所は、どんな音域でも自在に行き交う柔軟さ、そして歌声のリズム感が飛び抜けています。
シンプルなメロディーをここまでリズム感たっぷりに聞かせるのは、あらゆる洋楽から吸収し積み重ねた表現方法の多彩さも大きいと思います。
※今井マサキさんは、佐藤竹善さんに憧れて、いつか佐藤竹善さんと歌いたい!という思いで上京したとのこと。
歌のプロが選んだすごいボーカルの楽曲でした。
スタジオのコメンテーターの方も言っていましたが、解説された「技術」が高度すぎて、逆に「カラオケに2度といきたくない」と思わせられるほど、スゴイ技だったと思います。
いずれにしても、何気なく聴いている楽曲の中にも、すごい技が駆使されていると驚かされました。
【関ジャム】日本の音楽史を変えた衝撃のデビュー曲
【関ジャム完全燃SHOW】日本の音楽史を変えた衝撃のデビュー曲【関ジャム完全燃SHOW】日本の音楽史を変えた衝撃のデビュー曲先日2019年10月20日、テレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」では「日本の音楽史を変えた衝撃のデビュー曲!!」と題して、音楽プロデュサー3人が衝撃を受けた、日本の音楽の流れを変えたデビュー曲をピックアップして解説しました。
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日本の音楽史を変えたデビュー曲特集!!
スタジオで解説したのは、次の3人の音楽プロデュサーでした。
・寺岡呼人さん(音楽プロデュサー)
→JUN SKY WALKER(S)のベーシスト。
・松尾潔さん(音楽プロデュサー)
・Kan Sanoさん(音楽プロデュサー)
→手掛けたアーティスト:絢香・Chara・Dream Ami・持田香織など
(※記事中のアーティス名・曲名・コメント等の文章は、「関ジャム完全燃SHOW」2019年10月20日放送分より引用・要約などさせていただいております。)
日本の音楽史に衝撃を与えたデビュー曲
3人の音楽家がピックアップしたデニュー曲の前に、次の代表的なデビュー曲が紹介されました。
1983年12月
☆ストレートな歌詞で若者のカリスマに!!伝説のシンガーソングライター
●「15の夜」/尾崎豊
(作詞・作曲:尾崎豊)
思春期ならではのストレートな歌詞が衝撃。自身の実体験をもとの書かれた歌詞は同世代のリスナーから絶大な支持を集めた。CHEMISTRY・家入レオ・あいみょんなど様々なアーティスト達も影響を受けたと公言。
1996年5月
☆独特の歌詞とメロディーで話題を集めた脱力系ソング
●「アジアの純真」/PUFFY
(作詞:井上陽水 作曲:奥田民生)
独特な歌詞の世界観。2人のビッグスターによる衝撃的競作。
男女問わずカラオケの定番曲として浸透。デビュー曲以降もトータス松本や草野マサムネなどが楽曲制作に参加。
1998年5月
☆新宿系という新しいジャンルを確立 女性シンガーソングライター
●「幸福論」/椎名林檎
(作詞・作曲:椎名林檎)

個性的な歌詞と歌い方は女性ロックシンガーに衝撃を与えた。
デビュー当時から広末涼子やともさかりえなどにも楽曲提供していた。
1998年12月
☆15歳で衝撃デビュー R&Bに新風をふかせた天才少女
●「Automatic」/宇多田ヒカル
(作詞・作曲:Utada Hikaru)
まるで洋楽かのような曲と歌い方は当時の音楽シーンに大きな影響を与えた。
当時15歳の少女が作詞・作曲を手がけていた事も衝撃。
※同い年のKan Sanoさん(36歳)は、当時、相当な衝撃を受けたとのこと。
1999年9月
☆独特の世界観 広島出身の男性バンド!!
●「アポロ」/ポルノグラフィティ
(作詞:ハルイチ 作曲:ak.homma)
独特の音楽性と岡野(Vo)の美声が当時衝撃を与えた。
Official髭男dismをはじめ様々なアーティスト達が影響を受けたと公言。
プロが唸った 衝撃のデビュー曲
寺岡呼人が選んだ音楽史を変えたデビュー曲
◆1987年5月リリースの曲
【1987年 当時の状況】
→バブル期。当時の音楽シーンはプリンセスプリンセスやユニコーンなどが人気のバンドブーム真っ只中。
【POINT】
①解散後もCM曲で多数使用
②ストレートな歌詞とパンクの融合
③影響を受けたバンド多数
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
☆バンドブームの中 異彩を放ったあの4人組
●「リンダリンダ」/THE BLUE HEARTS(1987年5月リリース)
(作詞・作曲:甲本ヒロト)
【寺岡呼人コメント】
パンクロックが主体なのに、根底にはフォークやブルースっぽいところがあり、セックス・ピストルズのような本場のパンクではなく、強烈な言葉を彼らが好きなパンクロックに乗せただけというスタイルが大きく影響を与えたと思う。
松尾潔が選んだ音楽史を変えたデビュー曲
◆1996年8月リリースの曲
【1996年 当時の状況】
→90年代後半。不景気な時代。女子高生の間では、ルーズソックス・たまごっち®・プリクラなど流行した。
ちなみに・・・
1998年に、「つつみこむように・・・」/MISIA、「Automatic」/宇多田ヒカルがデビューし、そのあたりから日本にR&Bが浸透した。その2年前の1996年の楽曲。
【 POINT】
①日本のR&Bの地盤を作った
②ビジュアルの可愛さ
③女子4人組
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
☆密かにR&Bの地盤を作った女性グループ
「BODY & SOUL」/SPEED(1996年8月リリース)
(作詞・作曲:伊秩弘将)
【松尾潔コメント】
イントロに、R&Bの「記号」とも言える黒人女性のような野太い声のコーラスをフィーチャーし、その直後に爆発するR&B人気の予兆を告げていました。
その布石を実力派アーティストではなく、大人びた声質とアイドル要素を併せ持つ少女グループのデビュー曲に落とし込むことでより一層インパクトを与えた。
※松尾さんによると、今思えば、R&Bの地盤ならしはこの曲からだったのではないか、という思いでピックアップした様子。
Kan Sanoが選んだ音楽史を変えたデビュー曲
◆1975年4月リリースの曲
【1975年 当時の状況】
→70年代。フォークソングブーム。
【POINT】
①有名シンガーソングライターが所属していたバンド
②シティポップの先駆け
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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☆J-POPのコード進行を買えた衝撃のデビュー曲
「DOWN TOWN」/SUGAR BABE(1975年4月リリース)
(作詞:伊藤銀次 作曲:山下達郎)
※SUGAR BABE:山下達郎が所属していたバンド
【Kan Sanoコメント】
フォーク全盛の時期に、この楽曲の登場は衝撃的だったと思う。
当時ははっきりと分かりやすいコード進行が多かった中、少し複雑なコードを使用。
今では当たり前に使われるが、このコードを世に知らしめた第一人者だと思う。
※当時は日本で浸透していなかった「メジャーセブンス」というコードを使用
※イントロの楽器も当時衝撃的だった
→「クラビネット」:エレキギターに似た音色が特徴のキーボード。
70年代のヴィンテージのキーボードで、主にソウルやブラックミュージックで使われていた楽器。その楽器をポップスに持ち込んだ。
ちなみに、「SUGAR BABE」自体は、当時はあまり売れなかった。
80年代に「DOWN TOWN」をシンガーのEPOがカバーして、フジテレビ系「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマに使われて印象に残った。時代を経て評価されているとも言える。
松尾潔が選んだ音楽史を変えたデビュー曲
☆シングル全てオリコン1位 ジャニーズ初の男性デュオ
●「硝子の少年」/Kinki Kids(1997年7月リリース)
(作詞:松本隆 作曲:山下達郎)
デビュー曲を含め、すべてがオリコン1位(オリコン調べ)。松本隆・山下達郎のタッグも話題に。
【松尾潔コメント】
少年期のほんの一時期にしか出せないイノセント感が山下達郎さんの曲と松本隆さんの詞で見事に表現されている。
山下達郎さんのこの作品をきっかけに、ジャニーズに楽曲提供をしたいと思う人が増えたと思います。
Kan Sanoが選んだ音楽史を変えたデビュー曲
☆力強い歌声で魅せる女性シンガーソングライター
●「I belive」/絢香(2006年2月リリース)
(作詞:絢香 作曲:西尾芳彦・絢香)
デビュー曲でドラマ主題歌に抜擢。女性デビュー曲最速で着うた®100万DL
【Kan Sanoコメント】
絢香さんはシンプルなコードから新しいメロディーを生み出す天才。
10代のデビューでここまで完成されているのは、宇多田ヒカルさん以来の衝撃でした。
寺岡呼人が選んだ音楽史を変えたデビュー曲
☆日本のロック創成期に活躍したバンドのデビュー曲
●「はっぴいえんど」/はっぴいえんど(1970年8月リリース)
(作詞:松本隆 作曲:細野晴臣)
細野晴臣・松本隆らは結成したバンド。ロックなサウンドと斬新な歌詞が衝撃を与えた。
【寺岡呼人コメント】
当時、ビートルズなどブリティッシュロックが人気だった頃、あえて日本語の歌詞でロックを追求したバンド。
解散後も細野晴臣さんや松本隆さんが活躍し続けたことも日本のロック界に大きな影響を与えたと思います。
寺岡呼人が選んだ音楽史を変えたデビュー曲
☆日本のパンクロック界に新たな主流を作った3ピースバンド
●「GROWING UP」/HiiSTANDARD(1995年11月リリース)
(作詞・作曲:HiiSTANDARD)

”矢沢永吉特集”出演の横山健らによるパンクバンド。ロックフェス「AIR JAM」の主催バンド。
【寺岡呼人コメント】
はっぴいえんどの登場から25年後、日本語歌詞主体の流れを打ち砕くかのように、英語歌詞ブームを起こした第一人者。
そして、バンドがレーベルを立ち上げたり、フェスを運営するようになった現在のバンド達のモデル的存在にもなったと思います。
松尾潔が選んだ音楽史を変えたデビュー曲
☆日本のブラックミュージックの先駆け 男性ユニット
●「ランナウェイ」/シャネルズ(1980年2月リリース)
(作詞:湯川れい子 作曲:井上忠夫)
【松尾潔コメント】
本番アメリカでは多かったブラックミュージックの基本的なつくりだが、当時R&Bが浸透していなかった日本に、この形で持ち込んだのは、かなり影響力があった。
※松尾さん曰く、この曲はブラックミュージックやR&Bベースというより、ドゥーワップをアメリカンポップに乗せたというような曲だったが、ちょっとした発明だったと思う、とのこと。
・ドゥーワップ:リードボーカルにリズミカルなコーラスを加えた合唱スタイル。
Kan Sanoが選んだ音楽史を変えたデビュー曲
☆90年代に流行したある音を世に知らしめたデビュー曲
●「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」/YEN TOWN BAND
(1996年7月リリース)
(作詞:SHUNJI IWAI,CHARA,TAKESHI KOBAYASHI 作曲:TAKESHI KOBAYASHI)
【Kan Sanoコメント】
TKサウンド全盛で打ち込みの音楽が多かった当時、生楽器主体のクリアなミックス。
また音数の少なさも、他の楽曲に比べると異色で逆に新しさすら感じさせた。
さらにインロトに使われているのは「サイン波」という音で、この音を90年代に流行らせたのが、この楽曲だったと思います。
※サイン波:単一の周波数で鳴り続ける信号音のような(シンセサイザーの)音。(テレビのカラー表示の際の信号のような音。)
寺岡呼人が選んだ音楽史を変えたデビュー曲
※こちらは、デビュー曲そのものというより、デビュー曲からその後の変化に注目。
●「Out of Blue」/岡村靖幸(デビュー曲/1986年12月リリース)
(作詞・作曲:岡村靖幸)
→注目は、4年後の芸術性を増した楽曲
●「家庭教師」/岡村靖幸(1990年リリース)
(作詞・作曲:岡村靖幸)
【寺岡呼人コメント】
どんどん歌詞が変態チックになり、その進化の過程をファンもリアルタイムに楽しむことができた。
この進化過程を見せつけ、独自の世界観を確立したこの楽曲は岡村靖幸にとっても、J-POPにとっても新しい局面を迎えるインパクトがあったのではないか。
以上の楽曲が紹介・解説されました。
個人的に衝撃を受けたデビュー曲
ここからは、番組とは関係なく、個人的に衝撃を受けた楽曲の紹介です。
☆60~70年代を感じさせるロックが心地よいロックユニット
●「ダミーロックとブルース」/GLIM SPANKY(2013年12月リリース)
(作詞:松尾レミ 作曲:GLIM SPANKY)

厳密には「デビュー曲」ではないかもしれないですが、初の流通版のミニアルバム収録の曲で、MVも制作された代表曲。60~70年代のロックとブルースを基調としながら、現代的なロックに昇華させている楽曲を多く発表。
ブルース、アシッドフォーク、サイケなど多くの音楽要素を自身なりのロックとしての要素として取り込んでいる。
番組で、音楽プロデュサーの方々による様々なデビュー曲の解説をみると、日本の音楽史には、このような楽曲の影響があったのだな、とあらためて勉強させられます。
【関連記事】
feel-free-to-come.hatenablog.jp
【関ジャム】プロが選ぶ 2021年のマイベスト10【後編】
昨日2022年1月16日、テレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」は、毎年年始の好評企画「プロが選ぶ2021年のマイベスト10」の後編が放送されました。
人気音楽プロデューサーなど3人の音楽のプロが、昨年2021年に発売された楽曲や話題の楽曲の中からマイベストを10曲ずつ選んだ、前年の1年間を振り返る名曲ランキングです。
(※今週の放送は、4位→1位の発表でした。)
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音楽のプロが本気で選んだ 2021年のマイベスト10
先週に引き続き、マイベストを選んだ音楽のプロは次の3人でした。
●蔦谷好位置さん:音楽プロデューサー。
●いしわたり淳治さん:作詞家・歌詞プロデューサー。
→ 2021年は、「DIS//」や「まふまふ」などの作詞にも携わる。●Yaffleさん:ソングライター・音楽P。
→ 2021年に手がけた主なアーティスト:藤井風・ELAIZA・尾崎裕哉・adiue(上白 石萌音)など
☆先週の放送で、3人が選んだ2021年マイベスト10位→5位はこちら
いしわたり淳治さんが選んだマイベスト(10位→5位)
10位「セーラ☆ムン太郎」/マハラージャン
9位 「Baby,it’s you」/YUKI
8位 「Coke and Mentos」/セイレム・イリース
7位 「愛を知るまでは」/あいみょん
6位 「紫の夜を越えて」/スピッツ
5位 「踊り子」/Vaundy
Yaffleさんが選んだマイベスト(10位→5位)
10位「Cynical City」/新東京
9位 「xx(check,check)」/gato
8位 「Chickin Street」/Tina Moon
7位 「My Moon(feat.ZIN)」/VivaOla
6位 「Stay(feat.LEX)」/KM
5位 「Balmy Life」/Kroi
蔦谷さんが選んだマイベスト(10位→5位)
10位「New Day(feat.Sweet William)」/Kiki vivi lily
9位 「MUSIC」/LEX
8位 「ライムライト」/宗藤竜太
7位 「Bada Bing Bada Boom feat.Zag SO-SO REMIX」/Dul
6位 「太陽」/ちゃんみな
5位 「爆ぜる色彩」/浦上想起
(※記事中のランキング・曲名・コメント等の文章は、「関ジャム完全燃SHOW」2022年1月16日放送分より引用・要約などさせていただいております。)
いしわたり淳治が選ぶ2020年のマイベスト10曲(4位→2位)
【4位】
☆2017年メジャーデビュー。ラップ日本一とDJ世界一による2人組ヒップホップユニット
●POINT:脱両区間と誠実さと一流のスキルが生んだ新しいヒップホップ表現
「のびしろ」/Creepy Nuts(9/1リリース)
作詞:R-指定 作曲・編曲:DJ松永
【いしわたり淳治コメント】
HIPI HOPのマナーでは「俺はやってやる」「メイクマネーする」といったように自分の力を直接的に言葉にすることも多いけど、それと同じ内容を、彼らならではの脱力感と誠実さと一流のスキルでリリックに落とし込むと、「俺らまだのびしろしかないわ」という素敵な言葉に変わるのだ、ということに気づいて感動しました。
【3位】
☆ソロデビュー約20年!!根強い人気を誇る女性アーティスト グラミー賞7つのノミネート。世界10億回再生を記録した18歳の新歌姫!!
●POINT:リアリティーの言葉では足りない、失恋女性の感情の手触りを感じるバラード
「drivers license」/オリヴィア・ロドリゴ(1/8リリース)
作詞・作曲:Olivia Rodrigo,Danie Nigro

●オリヴィア・ロドリゴ:18歳。女優としてアメリカのテレビドラマに出演。デビュー曲「drivers license」が全米・全英シングルチャートで初登場1位を記録など世界的大ヒットとなり、10億回再生を突破!!
【いしわたり淳治コメント】
彼女の歌詞にはリアリティという言葉だけは足りない、失恋の悲しみや悔しさや怒りの「確かな感情の手触り」のようなものを感じます。
徐行するようなゆっくりとしたテンポで進む恋の歌が、初心者のおぼつかない運転と自分の恋を重ねるように切なく響く、素敵な曲です。
【2位】
☆2020年 TikTokをキッカケにブレイク 1998年15歳でデビュー。アルバムリリース10枚!!日本を代表する女性アーティスト
●POINT:!最初から最後まで一言も聴き逃せない曲!!(※出だしの歌詞に注目!)
「PINK BLOOD」/宇多田ヒカル(6/2 リリース)
作詞・作曲:Hikaru Utada
【いしわたり淳治コメント】
とても日本語をはめにくいメロディーなので、英語も堪能な彼女は英語で書いてしかるべきなのに、抜群の良い違和感で、思いの伝わる日本語がセンス良くはまっていて衝撃を受けました。
その後もりりし言葉が続いて、最初から最後まで一言も聴き逃せない素晴らしい歌です。
Yaffleが選ぶ2020年のマイベスト10曲(4位→2位)
【4位】
☆人気ドラマから生まれた異色のコラボレーション
●POINT:これまでのヒップホップのイメージを覆した曲
「Presence Remix(feat.T-Pablow,Daichi Yamamoto,NENE,BIM,KID FRESINO)」/STUTS & 松たか子 with 3exes(6/23リリース)
作詞:T-Pablow,Daichi Yamamoto,NENE,BIM,KID FRESINO,butaji 作曲:STUS,butaji

●ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」主題歌収録アルバム:
トラックメイカー・MPCプレイヤーであるSTURSがトラック制作・楽曲プロデュース。
メイン・ボーカルは松たか子が勤め、岡田将生、角田晃広、松田龍平がコーラス参加。
T-Pablow,Daichi Yamamoto,NENE,BIM,KID FRESINOをフューチャリングに迎えている。
【Yaffleコメント】
プロジェクトの背景も含め、これまでのヒップホップイメージを覆した楽曲。
曲自体もステレオタイプのやんちゃな感じじゃなくて、かなりシックにまとまっていて今っぽく、坂東祐大さんの劇伴をSTUTSくんがサンプリングしてビートを作るというアイデアも非常に面白い。
ギミックやテクスチャーで引きつけようという邪念を感じさせず、曲全体の流れで自分のサウンドを表現するところも良いなと思います。
【3位】
☆沖縄出身女性ラッパーと人気若手ラッパーに2人によるコラボレーション!!
●POINT:新しいヒップホップのカッコよさを演出!!
「GIRA GIRA feat. JP THE WAVY,YZERR」/Awich(7/30 リリース)
作詞:Awich,JP THE WAVY,YZERR 作曲:Chaki Zulu

●Awich:2020年メジャーデビュー。沖縄出身の女性ラッパー。RADWIMPSやAIなど、他アーティストとの共作も多い。今年公開の映画「永遠の1分。」で映画初出演。
【Yaffleコメント】
Awichさんはこれまで僕が抱いていたラッパーのイメージとは違う印象。
強さや怖さがあるのに洒脱でカッコ良い。
そして、Chaki Zuluさんの素晴らしいビートはコード進行を感じさせないも^ド調なクワイア(合唱)を軸にしている。
このようなビートでは、トップライン(メロディー)自体の推進力が必要とされるが、ラッパー3者とも完全に乗りこなしている。
従来のヒップホップのカッコ良さだけでなく、それまでの文脈を必要とせず音楽的要素のみとってもカッコ良さを演出できているのが新鮮。
【2位】
☆ハスキーボイスの女性ボーカリストと昨年蔦谷が1位に選んだアーティストがユニットを結成!!
●POINT:2人が作り出す多声感が圧巻!!
「BLUE SOULS」/A_o(7/7 リリース)
作詞・作曲:三船雅也 編曲:ROTH BART BARON

●A_o:「BISH」のアイナ・ジ・エンドとインディーフォークバンド「ROTH BART BARON」三船雅也によるユニット。「BLUE SOULS」は、ポカリスエットCMソング。
【Yaffleコメント】
現代っぽい音色のアプローチではなく、声の使い方だけで斬新な演出。
2人の声のバランスが非常に良く、ピッチ感が作り出す多声感が素晴らしい。
蔦谷好位置が選ぶ2020年のマイベスト10曲(4位→2位)
【4位】
☆2021年を代表するメディアミックス作品
●POINT:ヒップホップとオルタナティブとお茶の間の架け橋
「Presennce」(全作品)/STUTS & 松たか子 with 3exes
※Yaffleさんが4位に選んだ STUTS & 松たか子 with 3exes/「Presence」の全作品を蔦谷さんも選出。
【蔦谷好位置コメント】
最前線のHIPI HOPプロデューサーとラッパー陣が出演俳優と共演したバージョンを週替わりでエンディングに放送するという、2021年最高のメディアミックス作品でした。
「よくぞ、このメンバーを集めてくれた」とうなったリスナーも多いのではないでしょうか。
これを可能にさせているのは脚本家の坂元裕二さん、松たか子さんという国民的作品を作り続けながらオルタナティブであり続けている存在が大きいと思います。
【3位】
☆作詞作曲からアレンジ、デザインや映像ディレクションまで全てをこなすマルチアーティスト
●POINT:非凡な才能が遺憾無く発揮された超大作!!
「しあわせ」/Vaundy(4/11 リリース)
作詞・作曲・編曲:Vaundy

※いしわたりさんもVaundyの「踊り子」を5位に選出しています。
【蔦谷好位置コメント】
常に高い完成度でジャンルレスな幅広い楽曲を発表し続けているVaundyの中でも、彼のJ-POPのエモーショナルな部分が爆発した曲です。
多彩な歌唱表現で自身の歌声の魅力を最大限に生かしたメロディーラインになっており、Vaundyの作詞、作曲、プロデュースそして歌唱表現とあらゆる総合力の高さ、非凡さが遺憾無く発揮された超大作です。
【2位】
☆2021年紅白歌合戦初出場!!男女混成3人組バンド
●POINT:J-POPの可能性を感じさせてくれる偉大な曲
「勿忘」/Awesome City Club(2/10 リリース)
作詞:atagi,PORIN 作曲:atagi,RYO NAGANO 編曲:RYO NAGANO

●Awesome City Club:幅広いルーツをMIXした音楽性を持つ、男女ツインヴォーカルの3人グループ。2015年4月に1stミニアルバムをリリースしiTunesロックチャートで1位を獲得するなど話題を呼んだ。第63回日本レコード大賞「優秀作品賞」を受賞、さらに第72回NHK紅白歌合戦への初出場を果たした。
【蔦谷好位置コメント】
一聴して誰もが名曲と感じる曲だと思いますが、サビは4563進行という典型的なJ-POPのフォーマットで作られています。
しかし、全くそう感じさせないのは、メロディーの運び方、一音一音の音色のチョイス、全体のアレンジ力にあると思います。
俳句の五七五のように、ある程度のルールが決まった中でいかに新しく、面白く美しいものを作れるかというのは、誰も体験したことがない新たな型を作る事と同じように至難の業だと思います。
他に番組では、関ジャニのメンバーが2021年にヘビロテした楽曲も紹介しました。
3人のプロが選ぶ2020年のマイベスト 1位
いしわたり淳治が選ぶ2020年のマイベスト1位
☆2020年メジャーデビュー。社会現象を巻き起こした19歳女性シンガー
●POINT:世の中を席巻した音楽業界からの流行語
「うっせぇわ」/Ado(20.10/23 リリース)
作詞・作曲・編曲:syudou
【いしわたり淳治コメント】
プロのミュージシャンが作る音楽からは流行語が生まれない時代が長く続いて、個人的にそれを寂しく思っていました。
その意味で、社会現象にもなった「うっせぇわ」は純粋に嬉しかったし、今の音楽界においてとても意味のあるヒットだったと思います。
彼女の音楽的なセンスの良さと、唯一無二の声と歌唱力は、2021年1番の衝撃だったと思います。
※「2021 ユーキャン新語・流行語大賞」に選出。
Yaffleが選ぶ2020年のマイベスト1位
●POINT:完璧な曲!!
「One Last Kiss」/宇多田ヒカル(3/10 リリース)
作詞・作曲・Utada Hikaru
【Yaffleコメント】
完璧な曲。セカンドバース頭のベースにびっくりさせられた。
1番フック(サビ)の終わりにサブベースが鳴っているような流れなのに、本当は鳴っていない、斬新。
始まりから終わりまでの構成が流れるように進んでいく良さ。素晴らしいシンガーが素晴らしいビートで歌い、素晴らしいミックスで仕上がっているというシンプルな楽曲の圧倒的な完成度。
蔦谷好位置が選ぶ2020年のマイベスト1位
☆言わずと知れた日本のトップをひた走る4人組バンド!!
●POINT:生きる事と愛する事の美しさを描いた2021年最高傑作!!
「アポトーシス」/Official髭男dism(8/18 リリース)
作詞・作曲:藤原聡 編曲:Official髭dism

【蔦谷好位置コメント】
コロナ禍のこの約2年の中で誰もが命について少なくとも一度は考えたと思います。
そんな中、この曲は年を重ねていくパートナーの生死について生々しく描写しながら、生きることと愛について歌っていて、それを1曲の中で様々な創意工夫と技術を駆使しながら完璧に表現しています。
全てのスピードが速くなっていく世の中で、この曲は1年かけて作ったらしく、時間をかけ丁寧に試行錯誤を繰り返して磨き上げた2021年J-POPの最高傑作だと思います。
※タイトルの「アポトーシス」とは、「プログラム細胞死」という意味。
昨年2021年も、本当に良いが楽曲がたくさん発表されたことが、再認識できました。
今年2022年もたくさんの音楽を楽しみたいです。
※今回(1月16日)の放送は、TVerなどでも見逃し配信されているとのことです。
【関連記事】
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